畳の部屋で寝ると、なんだかぐっすり眠れる気がする。

その感覚、気のせいではありません。い草の香りと調湿作用が睡眠に良い影響を与えることが、研究データで示されています。

この記事では、畳と睡眠の関係を、データを交えてわかりやすく解説します。

い草の香りが睡眠の質を高める

い草にはバニリンというバニラに含まれる香り成分や、フィトンチッドという森林浴と同じリラックス成分が含まれています。

これらの成分は副交感神経を刺激し、心身をリラックス状態に導きます。つまり、畳の部屋にいるだけで、自然と「眠りやすい状態」が作られるということです。

九州大学の研究チームが行った脳波測定実験では、い草のある空間でリラックス状態を示すアルファ波が有意に増加し、しかも時間経過とともに効果が持続・増加する傾向が確認されています。

睡眠効率の比較データ

い草のある空間とない空間で睡眠の質を比較した研究では、注目すべき結果が出ています。

環境睡眠効率
い草畳の空間有意に高い
い草なしの空間標準

入眠から起床までの睡眠効率が向上し、より深い休息が得られるとされています。い草の香りが入眠を促し、調湿作用が快適な睡眠環境を維持してくれるためと考えられています。

調湿作用 --- 寝室の湿度を自動調整

快適な睡眠に適した室内湿度は50~60%と言われています。い草には優れた調湿作用があり、畳1枚あたり約500mlの水分を吸放湿できます。

6畳の寝室なら約3リットル。ペットボトル6本分もの水分をコントロールしてくれる計算です。長崎のような湿度の高い地域では、この調湿作用は特にありがたい機能です。

エアコンに頼りすぎると喉や肌が乾燥しますが、畳の部屋では自然な湿度環境が保たれるため、朝起きた時の喉の乾燥感が軽減されます。

フローリングの寝室 vs 畳の寝室

比較項目畳の寝室フローリングの寝室
湿度調整い草が自然に調湿除湿器・加湿器が必要
香りリラックス成分ありなし
断熱性高い(冬暖かい)低い(底冷えしやすい)
防音性高い(足音が響きにくい)低い
クッション性あり(直接寝られる)なし(マットレス必須)
布団との相性直接敷けるすのこ等が必要

ベッドよりも布団派の方には、畳の寝室が圧倒的に快適です。

寝室に畳を取り入れる3つの方法

「今の部屋をいきなり畳にするのは…」という方でも、段階的に取り入れられます。

  • 和室の畳替え…既存の和室の畳を新しい国産い草に。香りと機能が復活します
  • 置き畳…フローリングの上に敷くだけ。手軽に畳の効果を得られます
  • カラー畳で和モダンに…寝室のインテリアに合わせたモダンな畳空間も可能です

なお、い草の働きは睡眠だけではありません。空気清浄や集中力向上など健康効果の全体像は、別記事「畳と健康の関係」で詳しく解説しています。

睡眠の質は健康の基盤です。い草の香り×調湿作用×断熱性で、理想的な睡眠環境を作りませんか?まずはサンプルを見てみてください。

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