長崎の梅雨は本当にきつい。6月から7月、ほぼ毎日じめじめ。湿度80%を超える日もざらにあります。この時期、畳のカビやダニのトラブルが一気に増えるんです。
ただ、梅雨前にちゃんと準備しておけば被害はかなり抑えられます。ここでは「梅雨前」「梅雨の真っ最中」「梅雨明け」の3段階に分けて、具体的にやるべきことをお伝えします。
ただ、梅雨前にちゃんと準備しておけば被害はかなり抑えられます。ここでは「梅雨前」「梅雨の真っ最中」「梅雨明け」の3段階に分けて、具体的にやるべきことをお伝えします。
なぜ梅雨に畳トラブルが増えるのか
カビもダニも、湿度と温度の条件が揃うと一気に出てきます。
カビは湿度70%以上・温度20〜30度で急速に繁殖。ダニも湿度60%以上・温度20〜30度が繁殖条件です。梅雨の長崎は、この条件にぴったりハマってしまう。
よく聞かれるんですが、新しいい草の畳ほどカビが生えやすいんです。イグサ自体に栄養分が豊富なので。「新品なのにカビが…」というご相談は、毎年梅雨に集中しています。
知っておきたい数字。長崎市の6月の平均湿度は約80%。東京(約75%)や大阪(約72%)と比べてもかなり高い。九州ならではの対策が必要です。
梅雨前にやっておくこと
5月中にやっておきたい準備がいくつかあります。
- 換気ルーティンを作る…毎日朝と夕方の2回、対角線上の窓を開けて10分間換気。天気の良い日は30分以上開けておくと効果的です。
- 畳の下を掃除する…畳を上げて、床板のホコリを掃除機で吸い取る。この一手間でカビの原因になる湿気やゴミを除去できます。自分で上げるのが難しければ、うちにご相談ください。
- 除湿剤を設置する…畳の下や押し入れに置くだけ。ドラッグストアで手に入る置き型タイプでOKです。
- 畳表面を乾拭きする…目に沿って乾いた雑巾で拭いて、表面のホコリやカビの胞子を取り除いておきましょう。
梅雨の最中にできること
雨が続く日に窓を開けると、逆に湿気が入ってきます。この時期は「閉めて除湿」が基本。
- エアコンの除湿モードを活用する…室温を下げすぎず、湿度だけ下げるのがコツ。設定温度27〜28度、湿度50〜55%を目安にしてください。
- 扇風機やサーキュレーターで空気を動かす…空気が滞ると湿気がこもります。畳の表面に風が当たるように置くのが効果的。
- 結露対策も忘れずに…窓の結露は室内の湿度を上げます。結露防止シートか、こまめな拭き取りで対応を。
- 洗濯物は室内に干さない…どうしてもというときは、除湿器と併用するか浴室乾燥を使いましょう。
これだけは注意。カビを見つけても、いきなり水拭きしないでください。水分がカビの栄養になって、かえって広がります。まずは乾いた布やブラシで取り除いて、エタノールスプレーで拭き取る。この順番が大事です。
梅雨明けにやること
梅雨が明けたら、畳のリカバリーです。
- 畳の陰干し…直射日光はイグサを変色させるので、風通しの良い日陰で。畳を少し持ち上げて、下に缶や瓶を挟んで風を通すだけでも十分です。
- 防カビスプレーの使用…市販の畳用防カビスプレーを目に沿って吹きかけて、乾拭き。次の梅雨まで予防効果が続きます。
- 畳全体の状態チェック…カビが広がっていないか、ダニの被害がないか確認。気になる箇所があれば、写真を撮ってLINEで送っていただければ確認できます。
根本的な解決:畳替えという選択肢
ぶっちゃけ、毎年梅雨のたびにカビやダニに悩まされているなら、畳そのものを見直す時期かもしれません。
防カビシート付き施工は、畳の下に防カビ・防虫シートを敷く方法。1畳あたり800円〜で施工できて、湿気とカビをしっかりブロックします。
樹脂・和紙畳(セキスイ美草・ダイケン健やか表)への変更も効果的です。これらの素材はイグサと違ってカビの栄養源にならないので、梅雨でもカビが生えにくい。ダニも繁殖しにくくなって、日々のお手入れがぐっと楽になります。
うちのおすすめは、防カビシート+表替え(またはカラー畳への変更)のセット施工。根本と表面の両方から対策することで、梅雨のストレスがかなり減ります。