介護施設やご高齢の方のお住まいでは、一般家庭とは少し違った視点で畳を選ぶ必要があります。転倒時の安全性、日常の清掃のしやすさ、そして長く使える耐久性。
この記事では、介護の場面で求められる畳の条件と、おすすめの素材をご紹介します。
高齢者と畳の相性
そもそも、畳は高齢者にとって良い床材なのでしょうか。実は、畳には高齢者の暮らしに適した特性がいくつもあります。
適度なクッション性
畳には適度なクッション性があり、フローリングに比べて膝や腰への負担が少ないのが特徴です。長時間座ったり、立ち上がったりする動作が楽になります。
転倒時の衝撃吸収
万が一転倒してしまった場合でも、畳のクッション性が衝撃を吸収してくれます。フローリングやタイルに比べ、骨折などの重大なケガのリスクを軽減できます。
歩行の安定性
畳の表面は適度な摩擦があるため、靴下やスリッパでも滑りにくいのがメリット。ただし、い草は水に濡れると滑りやすくなるため、素材選びが重要になります。
介護向け畳に求められる3つの条件
条件1:清掃性
介護の場面では、食べこぼしや飲み物をこぼすことが日常的に起こります。水拭きで簡単にきれいにできる素材を選ぶことで、スタッフやご家族の負担を軽減できます。い草は水に弱くシミになりやすいため、和紙畳や樹脂畳がおすすめです。
条件2:耐久性
車椅子の使用や、介護ベッドの設置など、一般家庭より畳への負荷が大きくなります。摩耗に強く、長持ちする素材を選ぶことで、張替えの頻度を減らし、コストを抑えられます。
条件3:滑りにくさ
高齢者の転倒事故は深刻なケガにつながります。濡れた状態でも滑りにくい素材を選ぶことが大切です。特に、入浴後やトイレの近くなど、水気のある場所に隣接する部屋は注意が必要です。
おすすめ素材
介護の場面でおすすめの畳素材を2つご紹介します。
セキスイ美草 - 水拭きOKで清掃しやすい
ポリプロピレン樹脂でできたセキスイ美草は、水拭きで汚れをサッと拭き取れるのが最大のメリット。耐久性もい草の約3倍あり、車椅子の使用にも耐えられます。カラーバリエーションも豊富なので、施設の雰囲気に合わせた色選びも可能です。
ダイケン健やかおもて - 滑りにくく安全性が高い
和紙に樹脂コーティングを施したダイケン健やかおもては、表面のきめ細かさが滑りにくさにつながる素材です。カビ・ダニにも強いため、アレルギーをお持ちの方にも安心。い草に近い自然な見た目で、住む方に落ち着きと安心感を与えます。
| 比較項目 | セキスイ美草 | ダイケン健やかおもて | 天然い草 |
|---|---|---|---|
| 水拭き | OK | OK(やさしく) | 不可 |
| 耐久性 | い草の約3倍 | い草の約3倍 | 標準 |
| 滑りにくさ | 良好 | 非常に良好 | 乾燥時は良好 |
| カビ・ダニ | 発生しにくい | 発生しにくい | 環境により発生 |
| 車椅子対応 | 対応可 | 対応可 | 跡がつきやすい |
施設向けの対応
大浜畳商店では、介護施設やサービス付き高齢者住宅など、法人様のご依頼にも対応しております。
法人お見積もり対応
施設の規模や予算に合わせたお見積もりを作成します。複数パターンのご提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
大量枚数にも対応
施設全体の畳替えなど、まとまった枚数のご注文も承ります。数量に応じたお見積もりをいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
スケジュール調整
入居者様の生活への影響を最小限にするため、フロアごとの分割施工や休日施工など、施設のご都合に合わせた柔軟なスケジュール調整が可能です。