リフォームで「和室、いる?」と聞かれたこと、ありませんか。
なくしてフローリングにしようか迷う方、多いんです。でも畳屋として正直に言うと、畳にしかない良さってあるんですよね。フローリングのメリットも隠さず、7つの観点で比較してみます。
なくしてフローリングにしようか迷う方、多いんです。でも畳屋として正直に言うと、畳にしかない良さってあるんですよね。フローリングのメリットも隠さず、7つの観点で比較してみます。
7つの観点で徹底比較
まずは一覧で見てください。
| 比較項目 | 畳 | フローリング |
|---|---|---|
| クッション性 | 高い(転倒時に安心) | 低い(硬い) |
| 断熱性 | 高い(夏涼しく冬温かい) | 低い(底冷えしやすい) |
| 防音性 | 高い(衝撃音を吸収) | 低い(音が響きやすい) |
| 調湿性 | 高い(い草が湿度調整) | なし |
| 掃除のしやすさ | 普通(掃除機でOK) | 高い(拭き掃除が楽) |
| コスト | 表替え9,900円〜/畳 | 張替え8,000〜15,000円/m2 |
| デザイン性 | 和の落ち着き(カラー畳も) | 洋風・モダンなインテリア向き |
畳の意外なメリット
数字だけじゃ伝わらない、畳ならではの良さがあります。
- 夏涼しく、冬温かい。畳の断熱性は体感でわかるレベルです。夏は素足で歩くとひんやりするし、冬はフローリングみたいな底冷えがない。光熱費の節約にもなります。
- 子どもの転倒時に安心。小さなお子さんや高齢者がいるご家庭で重宝される理由がこれ。フローリングより転倒時の衝撃を吸収してくれます。
- い草の香りのリラックス効果。い草の成分にはリラックス効果があることが研究でわかっています。新しい畳の香りは、森林浴に近い癒し効果。
- そのまま寝転べる。布団を敷くだけで快適に眠れる。来客時の臨時寝室としても和室は便利なんです。
フローリングのメリット
畳屋ですが、フローリングの良さも正直にお話しします。
- 掃除のしやすさ。水拭きやロボット掃除機との相性がいい。日常のお手入れは手軽です。
- 家具の配置自由度。ソファやベッドなど重い家具を気兼ねなく置ける。畳だと家具の跡がつきやすいという面はあります。
- 洋風インテリアとの相性。モダンなインテリアを目指すなら、フローリングのほうがコーディネートしやすい。これは事実です。
折衷案:置き畳という選択肢
「フローリングも畳も両方ほしい」という方、実はけっこういらっしゃいます。そんな方には置き畳がおすすめ。
- フローリングの上に置くだけ。手軽に畳スペースが作れます。
- 必要なときだけ出して、使わないときは収納できる。
- カラーやサイズのバリエーションが豊富で、洋室にも馴染むデザインが選べます。
- 裏面に滑り止め加工があるものを選べば、ずれにくくて安全。
ポイント:当店でも置き畳のご相談を承っています。お部屋の広さに合わせたオーダーサイズも可能です。
和室を残す価値
最近は和室をなくす間取りも増えています。でも和室があって助かった、という場面は意外と多い。
- 来客用の部屋。布団を敷くだけでゲストルームになる。ベッドを常設するよりスペース効率がいいことも。
- 子どもの遊び場。クッション性があるから転んでも安心。おもちゃを広げて遊ぶスペースとして最適です。
- 高齢者の生活空間。将来、足腰が弱くなったとき畳の部屋があると布団生活ができる。介護の場面でも和室は重宝されます。
「今は必要ない」と思っていても、ライフステージが変わると和室の価値が見直されるということ。珍しい話ではありません。